BookHalo BookHalo

Kindle本をGeminiで要約・質問する方法

Geminiに「この本を要約して」と頼んでも、Geminiは本の中身を読めません。書名から推測した一般論が返ってくるだけです。読んだ本そのものについて質問したいなら、本文をファイルとして渡す必要があります。このページでは、Kindle Cloud Readerの本を個人用テキストにして、Geminiで読書メモに変える流れを整理します。

先に結論: BookHaloで作った full_text.txt をGeminiのチャットにアップロードすると、書名からの推測ではなく、実際に読んだ本文に基づいた要約・質問ができます。PDFは見た目の確認用、TXTはAI入力用と使い分けるのが安定します。

書名だけで聞くと何が起きるか

Geminiは有名な本ならあらすじを知っています。ただしそれは学習データにあった範囲の一般論で、手元の版とは章立ても訳語も違うことがあります。マイナーな本や新しい本では、それらしい嘘が混ざることもあります。

「第3章の主張を整理して」「著者がこの反論にどう答えているか」といった、読んだ人だけが確かめられる質問に答えさせたいなら、本文そのものを渡すしかありません。

Kindleの本文はそのまま渡せない

Kindleアプリやブラウザ版のKindle Cloud Readerは、本文のコピーが制限されています。数行なら引用できても、章まるごとは選択できません。スクリーンショットを撮ってGeminiに画像として渡す手もありますが、1冊分となると数百枚の撮影と整理が必要になります。

BookHaloはこの部分を自動化します。Kindle Cloud Readerで開いた本を、ページ送りしながらOCRで文字起こしし、1つのテキストファイルにまとめます。

基本の流れ

  1. ChromeでKindle Cloud Readerを開き、対象の本を表示する
  2. BookHaloで文字起こしを実行し、ZIPをダウンロードする
  3. ZIPを展開して full_text.txt を確認する
  4. Geminiのチャットにファイルとしてアップロードする
  5. 目的別のプロンプトで読書メモを作る

GeminiはチャットにTXTファイルを直接添付できます。長い本でも、章ごとに分割せずそのまま渡して、「この中の第2章だけを対象に」と指定する方が管理が楽です。

最初に聞くならこれ

「要約して」だけだと、目次をなぞった薄い答えになりがちです。先に読む目的を伝えると、返ってくるものが変わります。

添付したのは、いま読み終えた本の本文です。
この本を読んだ目的は「◯◯」です。

その目的に照らして、
- 一番効く主張はどこか
- 読み飛ばしていそうな重要箇所はどこか
- 目的に直接関係しない章はどれか
を教えてください。

理解の穴を見つけるプロンプト

読み終えた直後は「わかったつもり」になりやすいです。Geminiに試験官をさせると、穴が見つかります。

この本の内容について、理解度を確認する質問を5つ出してください。
私が答えたら、本文を根拠に採点してください。
根拠には該当箇所を引用してください。

学習プランに変換するプロンプト

この本の内容を、4週間で身につける学習プランにしてください。

条件:
- 週ごとに「読み返す章」と「実際にやってみること」を分ける
- 各週の終わりに自己チェックの質問を1つ置く
- 本に書いていないことは補わない

GeminiとNotebookLMの使い分け

どちらもGoogleのサービスで、同じTXTがそのまま使えます。役割が違います。

読んだ直後はGeminiで消化し、手元に残したい本はNotebookLMに登録する、という順番が実用的です。NotebookLM側の手順はKindle本をNotebookLMに入れる方法にまとめています。

BookHaloの役割

BookHaloがやるのは、Kindle Cloud Readerの本を個人用に参照しやすいテキスト素材にするところまでです。そこから先は、Geminiで壁打ちしても、NotebookLMに保管しても、ChatGPTやClaudeに渡しても構いません。読んだ本を「あとから呼び出せる形」で手元に置くことが目的です。

注意点

自分が正当にアクセスできる本を、自分用の読書メモや学習のために使う前提で考えるのが安全です。作成したテキストをそのまま公開したり、他人に配ったりする用途には向きません。

BookHaloはChrome Web Storeで公開中です。Kindle Cloud Readerで閲覧できる本をTXT/PDFにして、GeminiやNotebookLMで個人用の読書メモとして参照しやすくできます。

Chrome Web StoreでBookHaloを開く